お知らせ
磯谷文明弁護士が日本法律家協会の発行する『法の支配2023年7月号』に寄稿しました。
磯谷文明弁護士が、2023年7月に一般社団法人日本法律家協会から発行された「法の支配 210号」に、昨年国会で成立した親子法改正に関して、「子どもの視点から見た親子法改正」を寄稿しました。懲戒権規定の削除等はもちろんですが、嫡出推定制度等についても子どもの利益を尊重した運用がなされなければなりません。また、わが国では近年、親子関係の法律が何度も改正されてきましたが(現在も離婚後共同親権等に関して議論が進んでいます)、法案作成過程で子どもたちの意見を聴くことはほとんどなかったと思われます。本年4月から施行されているこども基本法では、こどもに関する施策を策定する場合、子どもなどの意見を反映する措置を講じるよう求めています。今後の立法のあり方も再検討が求められるでしょう。